元&現証券マンが記す転職記

元&現証券マンが示す今後のキャリアのカタチ

転職体験談⑨

 

こんばんは、@signpostsandrです!

本日も転職体験談をお届けします!

 

国内大手保険会社→大手メディア(26歳 女性)

 

■就職活動時からの思いを実現するために

 もともと、TVが好きで携わりたいという気持ちを強く持っていました。これまでの経験から、影の功労者のような方を世間的に広め、多くの人の価値観に影響を与えたいという想いがあったからです。

    転職前の会社には、大手企業であることと、事業会社ではなく金融機関に勤めることで、ある程度つぶしがきくキャリアを積めると考え就職を決めました。様々な業務が降ってくる中、ふと、仕事の楽しさに気づくこともありましたが、やっぱりTVの仕事に携わりたい気持ちは捨てきれない。仕事はやらされるものではない。転職を決意しました。



■良い番組とは?の正解を見つけ、制作のプロに

 現在は、自ら企画してカメラマンなど必要なスタッフを手配し、適宜必要なコンテンツを指示しマネジメントする、番組制作の仕事(ディレクター)をしています。自分の番組を見てくれた人の思考に何らかの影響を与えられたと実感したときには、大きなやりがいを感じます。

 目先、一部地域でしか見れない、自分が制作した番組が日本全国どこの友人にも見てもらえるよう努力しつつ、一人でも多くの人に見てもらえる良い番組とは何なのか、その答えを探しています。

 また目標として、多様な視聴者のリアクションを想像できるよう客観性を磨き、的確にコンテンツを改善できる、そんな制作のプロになりたいと強く考えています。



■転職したからこそ強みと気づいた、保険会社の経験

 仕事量が膨大で時間も制約されている中、段取りを考え効率良く仕事をこなすマルチタスキング能力は身につきました。また、初対面の人と会話をし、心を開いてもらう一連の営業能力は、転職前はスキルとして認識すらしていませんでしたが、現在様々な方と対峙する中で、それがとても役に立っていると実感しています。



■成功基準

 やらされるのではなく、自分の「やりたい」意志を大切に物事に取り組んでいきたい。

 

「能動的態度で臨んだ結果を通じて、他者のより良い人生への種を蒔く」

 

それが私の成功基準です。



転職体験談⑧

こんばんは!@signpostsandrです!

 

大変久々となりましたが、今回は転職体験談をお届けしたいと思います!

 

 

国内大手証券会社→教育サービス会社(26歳、男性)

 

■縁の下の力持ちになりたい

 これまでの自分の性格や行動を客観的に分析して感じたことは、自分自身が表にでて他者に影響を与えるよりも、裏方で他者を支えるタイプであるということ。そのような特徴を活かせるような職種として、投資銀行部門等で企業を支えるファイナンス側で働きたいと考えていたが、初期配属のリテール営業から異動できるか、またそのための条件等が不透明。転職を決意しました。

 

■どこでも自分が求められるようスキルアップ

 企業を選定する際に、業界にはこだわりませんでした。上記、縁の下の力持ちになるために、経営において必ず必要とされる会計や法務を実務で携わることができる、現在の仕事を選びました。会計や法務に関わりたいと考えたのは、証券会社の経験から企業の財務資料に常に目を通す中で、会計は会社を下から支えるカテゴリの一つと身近に実感したこと、大学時代に法学部で法務を勉強していたことが理由です。

 

■会社へより大きく貢献したい

 現在の仕事は、契約書やその他様々な場面での法務チェックや、融資等ファイナンスにおける銀行とのやり取りなど、バックオフィス業務を多岐に渡り行っています。その中で顧問弁護士とやりとりする機会もあるのですが、その方はやはり様々な場面で必要とされている。専門的な領域の経験値をためてスキルアップし、会社に取って必要な力として貢献したい、という思いが今は大変強いです。

 

■証券会社に入って

 証券会社に入ってよかったことは、世の中の経済的な流れに敏感になったこと。経済情報は現在の仕事でも関わることであり、その前提知識を身につけられたことは非常に良かったと感じています。また、金融では会社本位、会社利益優先で意思決定される場面があることを知れたことも、大きな経験となりました。

 

■自身の成功基準

 誰かが困っている時、まず頼られる最初の存在が自分でありたい。

 

「自分が他者の拠り所となった時」

 

それが私の成功基準です。



プラスアルファ

みなさんこんばんは、Rです。

 

2018年最初の3連休が終わります…次の3連休は暦通りであれば、

2月の建国記念日の週末です。

 

今回の3連休開始前の金曜日、テレビで「魔女の宅急便」が放映されていました。

30年近く前の作品にも関わらず、今でも多くの方が愛する名作ですね。

 

私が好きなシーンでもあるのですが、キキが青い屋根の家のおばあさんの家で

お手伝いをするシーン。

本来のキキの仕事は、仕上がっているはずのニシンのパイを届けること。

その後、キキのとった行動におばさまみなさま共に、胸を打たれます。

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人工知能、AIの発達により今ある仕事が機械に置き換わっていき、

やがては…といった話は今やどこでも囁かれる話になりました。

精確迅速な機械に対抗できる、人間ならではの持ち味が、

今後奪われるかもしれない仕事を奪い返すための最大の武器かもしれません。

投資の世界でも、AIが銘柄やタイミングを選定するような時代です。

 

30年前の映画で(意図してのことかどうか)伝えられていた人間オリジナルの武器。

本来のジョブ「+α」の部分ですね。

レコード(ビニール)が復活しているそうですが、

ストリーミングやハイレゾなど技術進化の裏側で、

「懐かしさ」や、「古き良き」が見直されています。

これも、本来の目的の音楽を聴くこと「+α」

 

AI発達の裏側で、まだ暫くはこの「+α」に対する根強いニーズは

皆さまのお仕事にも大きな影響を持ち続けることでしょう。

あなたにとっての「+α」とは一体何でしょうか?

 

キキが届けていたのは、荷物だけではなかったのですね

…と言いたかっただけでした。

 

ではまた。

新年のご挨拶&転職体験談⑦

 

こんにちは!

 

今年もまた、思い立った時に自分の思いをつらつら綴ったり、こういう話が共有できれば皆さんの役に立つんじゃないかなーといったことを書こうと思っております。

本年も引き続きどうぞ宜しくお願い致します!

 

さて、昨年の私にとっての一番の変化は「転職」したことでした。

ということで、今回は自身の転職体験談を書きます!

ちなみに、昨年転職して以降友人知人に会うたび、「なんで転職したの?」と聞かれ、説明するのにだんだん疲れてきたので、これからは「ブログ読んで!」って言います。笑



■20年待たないと打席に立てない

 国内証券会社のリテール営業に一番求められる能力は、「与えられる仕事や目標に対し常に100%の結果を出し続けること」。そして大企業は終身雇用・年功序列の仕組みである以上、結果を出しても、「ああしたい!こうすればいいのに!こういう仕事がしたい!」が若い故に聞いてもらえない。監督に、「毎日必死に練習したので試合に出させてください!」と直談判しても、「昔の俺はお前以上に練習していた。試合に出るのにはまだまだ早すぎる。あと20年待て」と言われるようなイメージでした。



■今後労働市場で自分にどれくらいの価値がつくか

 一つの会社に依存し、その会社でしか働けない人材になることがリスクだということは若い方々なら周知の通りで、これから安定的に、自由に働く為にどうやったら自分の価値をあげられるか。その為には、努力すれば試合に出させてもらえるチームに所属し、誰よりも数多く打席に立ってバットを振り、強豪校になることを目指す。その過程で自分は何が強みかを認識することが重要。故に私の転職活動の軸は、「どれだけ経営の近くで、裁量権を持って仕事をさせてもらえるか」でした。



■選んだ先は保育ベンチャー

 転職活動を続ける中で様々な縁があり、結果的に、保育園を運営するベンチャー企業で、経営企画という職種で転職することを決意しました。仕事内容は、法務対応、業務管理、労務管理、資本政策、海外事業・・・とかなり多岐にわたり、複数の仕事を、取締役と共に周囲を巻き込みながら同時進行させていくという状態です。同じ仕事を二日続けてすることはなく、スケジュールも今週と来週で全然違うやーんといった感じです。



スペシャリストとゼネラリスト

 転職しようか悩んだ時に一番考えたことは、将来自分は「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」のどちらで付加価値の高い人材になろうかということ。つまり、「業界のプロ」を目指すのか「業種のプロ」を目指すのか。前職をそのまま続けるのであれば前者を目指す必要があり、本当に自分は金融が好きかという気持ちも含め、正直に自分と向き合いました。そして、やっぱり自分は一度の人生では自由に、多様な環境や価値観に触れながら経験を積みたい、という感情の通りに、後者を選択しました。



■今後について

 目先、数年単位で会社の目標も個人の目標も明確にあります。前職で得た知識や経験と、うまれてくるであろうニーズをマッチさせて捉え、究めたいスキルもあります。が、ここで書くとマジで長くなりすぎるので、それについては従来通りお会いした時にアツく語りたいなと思います。笑 また思い立てばこのブログでも書こうかなと。




今回記事を書くにあたり、前に書いていた内容も見返していたのですが、転職体験談シリーズはやっぱり皆さん色んな考えがあって面白いので、ぜひ時間がある時読んでみてくださいな〜。

 

これからもよろしくお願いいたします!

 

 

新年のご挨拶+釈明

こんばんは、Rです。

新年明けましておめでとうございます!!

 

前回の更新が半年も前となっており、我々が一番ギョッとしております。

共同主幹事(管理人)が、無事(見事)転職に成功し、我々としてもじっくりと

今後の方針などについて見つめ話し合い、こちらの方がおざなりとなってしまいました。

 

楽しみにされていた読者の方々へは、深くお詫び申し上げると共に、

今後はより楽しんでいただけるコンテンツをお届けできるよう、

Sと共に精進して参りたいと思います。

 

詳しくはSからもあると思いますが、Sはすでに証券マンではありません。

依然、私Rはまだ得るべきもののために、証券マンとして踏ん張っております。

よって、ブログタイトルはまだこのままで参ります。

 

相場の格言に、「申酉騒ぐ。戌笑い…」というものがあります。

干支にちなんで相場の動きを表す格言の一部になります。

このブログをスタートさせようとしたのが2016年、申年でした。

そして昨年の酉年が過ぎ、いよいよ笑う戌年となりました。

 

本年も、皆さまにとりましても、笑顔の一年となりますよう、

一同心よりお祈り申し上げます。

入れ替え

みなさんこんにちは、Rです。

3連休も最終日、、、憂鬱な気分も徐々に広がりつつあるでしょうか?

 

先日少し触れました、「ストック」と「フロー」のビジネスの違い。

証券マンにとって最も価値ある商いと言っても過言ではない「現金導入」。

毎回の取引がこの現金導入であればベストなのですが、

日割りでノルマ達成に追われている証券マンですから、

「相場の変動で」、「ポートフォリオの見直しで」と称して、新たな資金を頂かず、

保有資産の範囲内で別の商品の買い付けをしていただくこともしばしば。

いわゆる「乗り換え」です。もちろん時には絶対にそうするべき時もあると

僕は考えていますが、このような提案をする時に考えたことを本日はお伝えしたいと思います。

 

格言ではないですが、「売りから入るな」という言葉があります。

お客様が、例えば米国REIT系の投信(直近の流出上位)を保有していたとします。

その商品を購入された時、おそらく「この商品がいいから」と説明され、それに納得して

買って頂いたことでしょう。

それに対して、どれほど相場動向が変わったとしても、売却を前提で別の商品を勧めたときの

お客さまの心理はどのようなものでしょうか。

せっかく決心して買い付けを頂いた商品なのに、あたかも「ダメの烙印」を押されたような

気分になると思いませんでしょうか?

服でも時計でも車でも何でも結構です。店頭へ行き、「お客さまがお持ち物は時代遅れ

ですからこの新しいのはいかがでしょう?」と言われてみてください。

そのお店で買う気が起きるでしょうか?

少なくともこちら(客)側は、それを買った時に、「これが良い」、「気に入った」から

買ったはずです。また、保有している間に湧いて出た愛着もあるでしょう。

それをいきなり否定されるような言い方をされるといかがでしょうか。イラっとしますよね。

(相場という生き物を相手にしているとはいえ)同じように思えませんか?

担当者が頻繁に変わる証券会社ならではかもしれませんが、

以前の担当者との約束や、リレーションもあるでしょう。

そういったものを無視してズケズケとした物言いをしたところで、

セールスの言葉は、お客さまの気持ちを動かすことが出来るでしょうか?

過去には過去の気持ちの動きが確かに存在したはずです。

これが売りから入るなと言われる所以だと思うのです。

新たに買っていただく商品を新たに持つメリットをひたすら説明し、

納得頂ければ、自ずとそれを持とう、買おうという気持ちに動いていただけます。

 

これを転職市場に置き換えてみましょう。

「今の仕事がダメだから、御社で働きたいのです!」

「御社でのこんな仕事をしたいから、御社で働きたいのです!」

火を見るより明らかですね。

 

ぜひ、転職においても、皆さんはくれぐれも売りから入らないでください

原動力

こんにちは、@signpostsandrです!

 

今回は、私が思う国内大手金融機関(日本の大企業はほとんどそうかもしれない)の中のある価値観について書いてみようかなと。

 

 

今の大多数の上司を見ていて感じる、会社の中で正しいとされている持つべき考え方、それは

「自分がどうありたいか」

であると思います。

 

トップセールスになりたい」「出世して役員になりたい」「社会の中で数%しかいない年収があるサラリーマンでありたい」

そんな原動力を元に、自分が周囲からどういう評価を受けるべきかを考えそれを行動の基準にする。

 

そしてそのためのツールとして今の仕事(お客様への資産運用提案)に取り組む。

 

個人的にはシンプルに「人のために何ができるか」を行動の軸に置き、ふと振り向いた時に「自分がどういう人になっているか」に気づくものだと思ってます。

 

 

ホリエモンの著作「多動力」にも取り上げられている例を使うと、

イチローやカズのように「自分がどういうスポーツ選手でありたいか」を追求する生き方か、

本田圭佑のように自分のネームや経験を生かし、「社会のために何ができるか」を追求する(もちろん自分のやりたいことや興味のあることとの接線上で)生き方か。

 

 

どちらも周囲に多大な影響を与えていることは間違いないのですが、どちらの生き方を目指すかで選択するキャリアも変わってくるのではないかなと思います!