SMAPという働き方
下準備
こんばんは!Rです!
2016年もいよいよ終わりですね!
来年も、皆さまにとってより実りのある年になることをお祈り申し上げます。
今年ラストの投稿は、金融マンが転職をする前に是非とも読んでいただきたい書籍をご紹介します。
永野健二『バブル-日本迷走の原点-』(新潮社)
です!
今なら書店で平積みになっていると思います。
金融にお勤めの方ならお分かりかもしれませんが、金融商品の知識を身につけるための自己研鑽の機会は、資格取得なども含め、それなりの機会に恵まれていると思いますが、金融の歴史だけを纏めて学ぶことはあまりないのでは?と思います。
金融の世界に身を置いた以上、その世界でしか学ぼうとは思わない知識も身に付けておかれるべきだと思いませんか?
小説ではなく、戦後から現在までの史実が書かれている内容で、読みやすく纏まっています。来年の転職を目指す金融マンの方々、読書初めはこの一冊でいかがでしょうか。
それでは良いお年を!
転職体験談⑤
こんにちは、@signpostsandrです!
今回も転職体験談をご紹介します!
前職の知識、経験が転職先でも活きている好事例だと思います!
国内大手証券会社→広告PR会社(25歳・女性)
■証券のリテールビジネス市場は先細り!?
証券会社でリテール営業をしていて思ったことは、市場としては今後先細りしていくんじゃないかな!?ということ。高付加価値のリスク商品の提供や、超富裕層に寄り添うプライベートバンキングは今後も一定数ニーズはあると思う。けれど今これだけ情報の量、その収集手段が多様化していくなかで、昔のような証券会社でしか手に入らない情報を提供する殿様営業はもう限界だと感じました。
潜在的にお客様のニーズがあると思う他部門への希望も出していたけど、時間がかかるしその時間ももったいない。転職しようと決意しました。
■情報は伝えることが難しい。だからこそやりがいのあるPRのお仕事。
次のステージは、PR戦略を強みとする広告会社。安定的に給料はほしいし、スタートアップはなんとなく不安。事業体の収益基盤は確立されており、第二、第三創成期で社内規則もがちがちでなく、自身の裁量もある程度求められる。そんなバランスのとれた会社に魅力を感じ、今の会社を選びました。
仕事の内容は、上場を控えている企業に対するPR戦略提案。HP作成から動画づくり、主幹事証券会社に向けた資料づくりから情報発信まで様々。媒体で単純に表現する広告方法は限界の中、今後求められるのは「ターゲット層にいかに的確に、情報を響かせることが出来るか」。そのようなPR戦略というお仕事は正解がなく難しい、だからこそやりがいを感じます。
■人とのつながりが、価値になる
今成し遂げたいことは、人とのつながりを多く持てる人になるということ。証券時代に出会ったオーナーもそうだったけど、魅力のある人には常に周りに人がいて、困ったときにはすぐ人に頼る力があり、また困っている人から頼られる力がある。そういう方は視座も高いし思考尺度もぶれない。人のつながりが価値になる。そんな人に私もなりたいと、心から思います。
■証券時代の経験があったからこそ、今の私がある
証券時代に私が一番力を入れていたことは、徹底したお客様のプロファイリング。相手をよく知り、ニーズをくみとることが何より重要だということを知れたことが財産です。
また、人として成長するために必要な型、教科書的なことを研修等を通じ学べたことも、大手の大企業に入ったからこそ得られたものだと感じます。それに目標に対し強く意識することも学びました。そのように仕事をすることが環境として当たり前だったけれど、それは実はどこに行っても当たり前というわけじゃなく、そういうふうに仕事をさせてもらえたことを今となっては感謝しています。
■自身の成功基準
先が見えたら面白くないし、もともと何かを自分の発想で考えつくりあげることが好きな性分。今の仕事ではそれを実践し達成感も得ることが出来る。
「ゼロからイチを自分の頭で考え作り上げて表現し、成果が出たとき」
それが私の成功基準です。
転職体験談④
こんばんは、@signpostsandrです!
今回も転職体験談を匿名でご紹介致します!
国内大手証券会社→インターネット広告会社(25歳・女性)
■土台を築くことができた、証券会社の営業というステージ
もともと、ビジネスマンとしての基礎を築くために3年くらいは働こう!となんとなく思ってました。対人関係におけるコミュニケーション能力やビジネスマナーなどは、どこに行っても必要不可欠だと考えたからです。そして実際の証券会社での営業のお仕事は、良くも悪くも数字ではっきりと成果が表れる。もともと学ぼうと思っていたスキル+気合や根性という精神的スキル(笑)、目標に強くこだわるという、仕事をするうえでの基本的な姿勢を身につけることが出来たかなと思います。
一方で、意思決定が遅いというのは大企業の欠点かも。期の目標が2ヶ月経った後におりてきたりすると、「もう残り少ないじゃん」と思ったり。あとは、ずっと断られ続けていたお客様と取引頂くことが美学みたいなところがあるけど、「それって本当にお客様の役に立つ正しいことなのかな?」と思ったりしていました。そういったことからだんだんと働きにくさが募り、もう転職してしまおう!と決意しました。
■さらなるキャリアステップとして、ネット広告会社へ!
私の最終的なキャリアゴールは、絶対になくならない市場、かつ自分の好きな化粧品に携わる会社で、商品の企画の仕事をすること。そのために必要なスキルを身につけられる会社!というのが軸でした。
それに、大企業ならではの欠点も見てきた中で、次はベンチャー企業に転職しよう!と思っていました。そして実際に何社か面接を受けてみると、ベンチャーに勤めている人ってなんとなく斜に構えているような人が多いなーと。そんな中、今の会社の方々は真面目で、地に足ついている印象を受けたので、「この会社にしよう!」と決めました。
仕事内容は事業会社の商品を、ネット広告を通じ広めていこう!というもの。動画作りや資料作成力など、将来的に必要な企画、デザインスキルを今の仕事を通じ高めることが出来ています!
■自身の成功基準
私が生み出している価値が正解か分からないから楽しい。数年後自分がどんな姿になっているか、分からないから楽しい。「分からない」ことに正解を出していくことが今のやりがいだと感じています。
それに今の仕事は「社内の評価向上=お客様の役に立っている」は成り立っていると思うので、やるからには1番をとりたい!と思っています。
「うしろめたいと思わない仕事で、分からないことへの挑戦を実感している時」
それが私の成功基準です。
中小企業の「中小」とは
こんばんは。Rです。今宵は連投です。拙文ですが偶にはお許しください。
我々の仕事の大方は中小企業にお世話になっております。
法人そのものの口座もあれば、その法人で働かれている個人の方々の口座(こちらがメイン)を開設していただき、金融商品を取引して頂いています。
で、我々にとって仕事を進める上で非常に重要なヒアリング作業に、相手の懐具合を知るというものがあります。詳しくは書きませんが、我々はお客さまの資力に応じて提案商品を分けておりますので、これを正確に把握することは非常に重要なのです。
具体的には、お客さまの「年収」「年収の内訳」「金融資産総額」に大別されます。
そこで気づいたことが、
中小企業のお給料は、決して中小ではないということです。
幼少期より、親から「たくさんお給料を貰うためにはいい大学に行って大企業に勤めて…」とそれこそ耳にタコでした。別にそれが原因ではないですが、ぼんやりと「いいお給料=大企業勤め」という固定観念を持って生きてきました。恥ずかしい限りです。
また、我々のお客さまは、本当に今の日本を直接支えるお仕事をなさっており、事業の規模が中小というわけでも決してないです。世界中を出張で飛び回ったり、アメリカの大企業を相手に部品を卸したり、よく調べてみないと分からない世界が広がっていました。
世の中の企業の99%が中小企業とも言われています。確かに1パーセントの企業だけが高給取りだなんて、ちゃんちゃらオカシイ話でした。そもそも「中小企業」という呼び方に違和感すら覚えます。
転職したいけど、中小企業は…という先入観は捨て去るべきです。その踏みとどまる理由は、単なる「中小」という言葉面を受け入れられないでいる固定観念ではないでしょうか。
働かせ方改革じゃなくて
こんばんは、Rです。
我々が仕事柄読む新聞に、気になるコラムがございました。
今回はそれについてです。
経済の持続的な発展のためには、働き方改革が欠かせない。政府も躍起で、現在僕が働いている会社でも、急に「有給を取れ」だの「早く帰れ」だの、その変化に戸惑いすら感じます。
しかし、その急変の実情は、以前Sが投稿したように、「働かせ方改革」でしかないと感じます。
そういう目先の話ではなく、働き手が主体的に会社にニーズを求め、転職しやすい環境を整えていかなくてはいけないです。現状の「働き方改革」というと長時間労働を是正したり、有給消化だったりに目が向きがちですが、雇用の流動化もそれに負けず劣らず非常に重要な要素です。今の日本の雇用慣行は勤続年数に依存してしまっており、それが若い人の転職を踏みとどまる一因になっているの考えるのです。
何を成し遂げたいか、どんな能力・スキルがあるかで市場価値が決まるのではなく、勤続年数がかなりモノを言っている現状を変えるべきなのではないのでしょうか。
「成功基準」をベースに企業を選ぶことで、能力・スキルを惜しまずに発揮できる環境を働き手が主体になって整えることこそが、企業の生産性向上にも結びつきます。転職して、スキルアップを図るというキャリア構築に対するイメージを変えれば、企業は能力の高い中途社員を確保しやすくなるでしょう。
人材の流動性は、人材を確保したい企業側にとっては一見マイナスに見えるかもしれませんが、そんな手放したくない人材のために、給与、手当を始めとする福利厚生を充実させようとする力が働き、働き手にプラスとなって、それが企業にもパフォーマンスとして還元されるでしょう。
「働き方改革」と「働かせ方改革」
こんばんは、Sです!
今回はタイトルの通り、「働き方改革」について想ったことを書こうかなと。
というかそもそも、「働き方改革」の定義が広いですよね。
働き手が主語となる「働き方改革」と、雇用者側が主語となる「働かせ方改革」。この両者が一緒になって「働き方改革」として取り上げられている。
新聞やネットニュースで、「働き方改革」という言葉を目にすることは多いけれど、実際の内容はいかに長時間労働を減らすか、賃金をあげられるか、企業のニーズと社員のニーズをマッチングさせるかといった、雇用者目線での「働かせ方改革」であると感じます。
私が現在勤めている企業内での働き方改革も、「残業をなくそう!」とか、「有給をもっと使おう!」といった「働かせ方改革」です。
では本質的な意味での「働き方」とは何か。
それは働き手が仕事を通じ何かを実現するため、満足するための手段であり、「働き方改革」とはまさに今自分たちがこのブログで提起している、「自身の成功基準」を考え自らを改革していくことなのではないか。
これまでインタビューしてきた方々が考え、実行にうつしていることこそが「働き方改革」なのではないか。
日本の労働市場を取り巻く環境も転換点を迎えつつある中、今の若手が今後の日本経済を牽引していくうえでとても重要な議論のひとつだと、改めて思います。
今一度、「自身の成功基準」を明確にしてみましょう!