元&現証券マンが記す転職記

元&現証券マンが示す今後のキャリアのカタチ

転職体験談⑥

こんばんは、@signpostsandrです!

新年一発目の転職体験談をご紹介します!

 

国内大手証券会社→外資系コンサル(27歳・男性)



大企業はキャリアパスが不透明!?

 転職を考えたきっかけは、社内におけるキャリアパス、人事異動の基準が不透明であったということ。もともと企業に対し経営におけるアドバイザリー業務をやりたい、そんな思いで証券会社へ入社し、それが叶えられる部署への希望は常に出していた。資格等求められる最低限のスキルは持っていたし、営業の実績にも自信があった。なのに異動したのは能力が?な人たちばかり・・・笑。人事異動の基準なんて分かるわけない、チャンスが来ないのなら自らの手で可能性を切り拓こう。そう決意し転職活動に踏み切りました。




やりたいことは、変わらない!

 利用したサイトはリクルートエージェント。企業選びの基準は、もともとやりたいこととはぶれなかった。企業に向け、経営基盤やその課題に対する包括的なアドバイザリー業務がしたい。コンサルのほかに投資銀行なども受け、内定を頂けた今の会社に決めました。




自由度の高い、経営コンサルという仕事

 現在の業務内容は、大企業と期間を定めコンサル契約を結び、業務改革の推進をはかること。無駄がないか、経営戦略の仕組みを変えいかに効率化できるかなど、提案内容は多岐にわたります。

 やりがいは、提案の自由度が大変高いということ。証券時代は収益を多くあげるか、預かり資産を多く増やすかといった、自分の仕事にゴールが決まっていた。今の仕事はお客さんをより良い方向へ導くために何ができるか、売上を伸ばすことが大事なのか、はたまた経費を削減することなのか。ゴールはなんでもあり、自分が提供する付加価値にも色んな可能性を感じることができます。




証券時代の経験を生かし、さらに自分の価値を高めたい

 証券時代の経験で生きていることと言えば、営業における対人との接し方。コンサルって意外と上から目線の人が多い笑。お客様に接するときの態度や、ニーズを聞き出すことの基本動作は、自分でも意識していなかったが実は強みとなっていたんだと気づかされました。

 今の仕事ではそういった強みを生かし、自身もいずれ管理職となって自分でコンサル契約を取れるようになりたい。それが今のモチベーションの源泉です。




自身の成功基準

 入ったばかりのころは右も左も分からない状態。プロジェクトにおいて、居ても居なくても良いような人ではなく、自身の存在価値を周囲に認めさせたいと常に考えていました。そして仕事に慣れてきた今思うことは、いかにお客さまの役に立てるかどうか。

 

 「お客さまから、一緒に仕事をして良かったと思われる人になる。」

 それが私の成功基準です。

 

SMAPという働き方



どうも、Sです!

新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します!

今年一年皆様にとってより良い年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。


さて、昨年から若者の働き方をテーマに、ブログを通じ今考えなければいけないことや体験談等を綴ってきました。(私の勝手な諸事情により途中更新が滞ってしまったことはお許し下さい。。。)


2017年、「働き方」は引き続きスポットの浴びるテーマの一つだと思います。このブログが少しでも皆様のキャリア、働き方を変革する後押しになるようRと共に情報発信してまいります。引き続きよろしくお願い致します!!


ということで新年一発目の記事は、昨年のビッグニュースの一つでもあった「SMAP解散」について。

今回の騒動について私が考えたいのは、SMAPのメンバーのこれまで、そしてこれからの働き方です。



それまでの「アイドルグループ」という常識を覆し歌やダンスの他バラエティ、コント、司会、俳優業とマルチな分野で活躍した5人。

失われた20年、デフレ時代にも芸能界の激しい競爭に勝ち続け常にトップを走り続けられた最大の要因は、「なんでも出来る」ことにあったのではないだろうか。

自分が勤めている大企業にしがみつくのではなく、与えられたチャンスは常に全力で取り組み且つ新たなことにチャレンジしていく。多彩な技能を身につけ、「あれもこれも出来る」という1人ポートフォリオみたいなものが完成する。
そして不本意であるかは別にして独立し、おそらくこれからも自身の技能を最大限活かして活躍し、社会に影響を与え続けていく。


まさに、これから若者の働き方の王道になっていくであろう形を、SMAPは20年も前から先駆けていたのではないかと感じます。


同じ企業に一生勤めていると、その企業でしか通用しない能力しか身につかない。国民的アイドルではない、一般庶民感覚に落とし込んだ言葉にすると、「潰しがきかなくなる」。

色んな仕事に挑戦しあれもこれもまずはやってみることが、実は最終的に安定するのではないでしょうか。



ということで、私自身も今年は「変化」の年になると思います。
自身の成功基準の構築を含め、皆様とともに成長できれば、社会の役に立つことができればと思います。


長くなってしまいましたが改めまして、今年一年どうぞよろしくお願い致します!

下準備

こんばんは!Rです!
2016年もいよいよ終わりですね!


来年も、皆さまにとってより実りのある年になることをお祈り申し上げます。


今年ラストの投稿は、金融マンが転職をする前に是非とも読んでいただきたい書籍をご紹介します。


永野健二『バブル-日本迷走の原点-』(新潮社)
です!


今なら書店で平積みになっていると思います。
金融にお勤めの方ならお分かりかもしれませんが、金融商品の知識を身につけるための自己研鑽の機会は、資格取得なども含め、それなりの機会に恵まれていると思いますが、金融の歴史だけを纏めて学ぶことはあまりないのでは?と思います。


金融の世界に身を置いた以上、その世界でしか学ぼうとは思わない知識も身に付けておかれるべきだと思いませんか?


小説ではなく、戦後から現在までの史実が書かれている内容で、読みやすく纏まっています。来年の転職を目指す金融マンの方々、読書初めはこの一冊でいかがでしょうか。


それでは良いお年を!

転職体験談⑤

こんにちは、@signpostsandrです!

 

今回も転職体験談をご紹介します!

前職の知識、経験が転職先でも活きている好事例だと思います!

 

国内大手証券会社→広告PR会社(25歳・女性)

 

証券のリテールビジネス市場は先細り!?

  

 証券会社でリテール営業をしていて思ったことは、市場としては今後先細りしていくんじゃないかな!?ということ。高付加価値のリスク商品の提供や、超富裕層に寄り添うプライベートバンキングは今後も一定数ニーズはあると思う。けれど今これだけ情報の量、その収集手段が多様化していくなかで、昔のような証券会社でしか手に入らない情報を提供する殿様営業はもう限界だと感じました。

 潜在的にお客様のニーズがあると思う他部門への希望も出していたけど、時間がかかるしその時間ももったいない。転職しようと決意しました。

 

情報は伝えることが難しい。だからこそやりがいのあるPRのお仕事。

  

 次のステージは、PR戦略を強みとする広告会社。安定的に給料はほしいし、スタートアップはなんとなく不安。事業体の収益基盤は確立されており、第二、第三創成期で社内規則もがちがちでなく、自身の裁量もある程度求められる。そんなバランスのとれた会社に魅力を感じ、今の会社を選びました。

 仕事の内容は、上場を控えている企業に対するPR戦略提案。HP作成から動画づくり、主幹事証券会社に向けた資料づくりから情報発信まで様々。媒体で単純に表現する広告方法は限界の中、今後求められるのは「ターゲット層にいかに的確に、情報を響かせることが出来るか」。そのようなPR戦略というお仕事は正解がなく難しい、だからこそやりがいを感じます。

 

人とのつながりが、価値になる

  

 今成し遂げたいことは、人とのつながりを多く持てる人になるということ。証券時代に出会ったオーナーもそうだったけど、魅力のある人には常に周りに人がいて、困ったときにはすぐ人に頼る力があり、また困っている人から頼られる力がある。そういう方は視座も高いし思考尺度もぶれない。人のつながりが価値になる。そんな人に私もなりたいと、心から思います。

 

証券時代の経験があったからこそ、今の私がある

 

  証券時代に私が一番力を入れていたことは、徹底したお客様のプロファイリング。相手をよく知り、ニーズをくみとることが何より重要だということを知れたことが財産です。

  また、人として成長するために必要な型、教科書的なことを研修等を通じ学べたことも、大手の大企業に入ったからこそ得られたものだと感じます。それに目標に対し強く意識することも学びました。そのように仕事をすることが環境として当たり前だったけれど、それは実はどこに行っても当たり前というわけじゃなく、そういうふうに仕事をさせてもらえたことを今となっては感謝しています。

 

自身の成功基準

  

 先が見えたら面白くないし、もともと何かを自分の発想で考えつくりあげることが好きな性分。今の仕事ではそれを実践し達成感も得ることが出来る。

「ゼロからイチを自分の頭で考え作り上げて表現し、成果が出たとき

 

それが私の成功基準です。

 

転職体験談④

こんばんは、@signpostsandrです!

今回も転職体験談を匿名でご紹介致します!

 

国内大手証券会社→インターネット広告会社(25歳・女性)

 

土台を築くことができた、証券会社の営業というステージ

 

 もともと、ビジネスマンとしての基礎を築くために3年くらいは働こう!となんとなく思ってました。対人関係におけるコミュニケーション能力やビジネスマナーなどは、どこに行っても必要不可欠だと考えたからです。そして実際の証券会社での営業のお仕事は、良くも悪くも数字ではっきりと成果が表れる。もともと学ぼうと思っていたスキル+気合や根性という精神的スキル(笑)、目標に強くこだわるという、仕事をするうえでの基本的な姿勢を身につけることが出来たかなと思います。

 一方で、意思決定が遅いというのは大企業の欠点かも。期の目標が2ヶ月経った後におりてきたりすると、「もう残り少ないじゃん」と思ったり。あとは、ずっと断られ続けていたお客様と取引頂くことが美学みたいなところがあるけど、「それって本当にお客様の役に立つ正しいことなのかな?」と思ったりしていました。そういったことからだんだんと働きにくさが募り、もう転職してしまおう!と決意しました。

 

■さらなるキャリアステップとして、ネット広告会社へ!

  

 私の最終的なキャリアゴールは、絶対になくならない市場、かつ自分の好きな化粧品に携わる会社で、商品の企画の仕事をすること。そのために必要なスキルを身につけられる会社!というのが軸でした。

それに、大企業ならではの欠点も見てきた中で、次はベンチャー企業に転職しよう!と思っていました。そして実際に何社か面接を受けてみると、ベンチャーに勤めている人ってなんとなく斜に構えているような人が多いなーと。そんな中、今の会社の方々は真面目で、地に足ついている印象を受けたので、「この会社にしよう!」と決めました。

 仕事内容は事業会社の商品を、ネット広告を通じ広めていこう!というもの。動画作りや資料作成力など、将来的に必要な企画、デザインスキルを今の仕事を通じ高めることが出来ています!

 

■自身の成功基準

  

 私が生み出している価値が正解か分からないから楽しい。数年後自分がどんな姿になっているか、分からないから楽しい。「分からない」ことに正解を出していくことが今のやりがいだと感じています。

それに今の仕事は「社内の評価向上=お客様の役に立っている」は成り立っていると思うので、やるからには1番をとりたい!と思っています。

 

「うしろめたいと思わない仕事で、分からないことへの挑戦を実感している時」

 

それが私の成功基準です。

 

中小企業の「中小」とは

こんばんは。Rです。今宵は連投です。拙文ですが偶にはお許しください。

 

我々の仕事の大方は中小企業にお世話になっております。

法人そのものの口座もあれば、その法人で働かれている個人の方々の口座(こちらがメイン)を開設していただき、金融商品を取引して頂いています。

 

で、我々にとって仕事を進める上で非常に重要なヒアリング作業に、相手の懐具合を知るというものがあります。詳しくは書きませんが、我々はお客さまの資力に応じて提案商品を分けておりますので、これを正確に把握することは非常に重要なのです。

 

具体的には、お客さまの「年収」「年収の内訳」「金融資産総額」に大別されます。

そこで気づいたことが、

 

中小企業のお給料は、決して中小ではないということです。

 

幼少期より、親から「たくさんお給料を貰うためにはいい大学に行って大企業に勤めて…」とそれこそ耳にタコでした。別にそれが原因ではないですが、ぼんやりと「いいお給料=大企業勤め」という固定観念を持って生きてきました。恥ずかしい限りです。

また、我々のお客さまは、本当に今の日本を直接支えるお仕事をなさっており、事業の規模が中小というわけでも決してないです。世界中を出張で飛び回ったり、アメリカの大企業を相手に部品を卸したり、よく調べてみないと分からない世界が広がっていました。

 

世の中の企業の99%が中小企業とも言われています。確かに1パーセントの企業だけが高給取りだなんて、ちゃんちゃらオカシイ話でした。そもそも「中小企業」という呼び方に違和感すら覚えます。

 

転職したいけど、中小企業は…という先入観は捨て去るべきです。その踏みとどまる理由は、単なる「中小」という言葉面を受け入れられないでいる固定観念ではないでしょうか。

働かせ方改革じゃなくて

こんばんは、Rです。

 

我々が仕事柄読む新聞に、気になるコラムがございました。

今回はそれについてです。 

経済の持続的な発展のためには、働き方改革が欠かせない。政府も躍起で、現在僕が働いている会社でも、急に「有給を取れ」だの「早く帰れ」だの、その変化に戸惑いすら感じます。

しかし、その急変の実情は、以前Sが投稿したように、「働かせ方改革」でしかないと感じます。

そういう目先の話ではなく、働き手が主体的に会社にニーズを求め、転職しやすい環境を整えていかなくてはいけないです。現状の「働き方改革」というと長時間労働を是正したり、有給消化だったりに目が向きがちですが、雇用の流動化もそれに負けず劣らず非常に重要な要素です。今の日本の雇用慣行は勤続年数に依存してしまっており、それが若い人の転職を踏みとどまる一因になっているの考えるのです。 

何を成し遂げたいか、どんな能力・スキルがあるかで市場価値が決まるのではなく、勤続年数がかなりモノを言っている現状を変えるべきなのではないのでしょうか。

「成功基準」をベースに企業を選ぶことで、能力・スキルを惜しまずに発揮できる環境を働き手が主体になって整えることこそが、企業の生産性向上にも結びつきます。転職して、スキルアップを図るというキャリア構築に対するイメージを変えれば、企業は能力の高い中途社員を確保しやすくなるでしょう。

 

人材の流動性は、人材を確保したい企業側にとっては一見マイナスに見えるかもしれませんが、そんな手放したくない人材のために、給与、手当を始めとする福利厚生を充実させようとする力が働き、働き手にプラスとなって、それが企業にもパフォーマンスとして還元されるでしょう。