終身雇用について
こんばんは。Sです。
さて、本日はそもそもなぜ日本の大企業では終身雇用がオーソドックスになっているのかということを簡単に書きます。
1900年代~1910年代、実はもともと職人さんの転職率は極めて高く、より良い待遇を求めて企業を転々としていくというのが普通でした。
本格的な終身雇用制度が型造られたのは高度経済成長期に入ってからです。岩戸景気に代表される好況時に企業が圧倒的なスピードで成長を遂げていくさなか、もっとも深刻な問題は何よりも人手不足でした。(現代でもスタートアップ企業や成長途上のベンチャー企業などは常に人手不足ですよね。)
ただ日本は島国で労働資源が限られ、他社との競合で従業員を確保するためには給与の増大が不可欠であり、人件費高騰は避けられません。その代替として考えられたのが、「あなたとあなたの家族の一生分の面倒を見ますよ。」という終身雇用制度です。
新卒の学生を一括採用、その企業で働くために必要なノウハウを一から沁み込ませる社内育成(人に教えることでその人も育つ)、長く勤務するほど給料が上がっていくという年功序列、労働力を確保するのにとても合理的なシステムですよね。
で、大事なのがこれから終身雇用制度含めどう変化していくのか。
特に若者にとってこれからの「働く」って何なのか。
次の記事ではそのあたりについて、書きたいと思います。