元&現証券マンが記す転職記

元&現証券マンが示す今後のキャリアのカタチ

自身の成功基準

こんばんは、Sです。

 

本日は、「自分自身の成功基準って何だろう。」ってことについて、今想っていることを書きます。

 

証券会社に入社して研修を受けた後、支店に配属となりました。

仕事の内容は未上場法人や富裕層個人向けに新規開拓営業。電話や訪問を繰り返して株式、債券、投資信託を販売し、お客さんを増やしていこう!というものです。

 

これまで全力で駆け抜けました。やりがいのある貴重な経験もできました。

数字がその人を語る、競争の世界。結果が出たり出なかったりしながらも、周囲の人たちにも恵まれ結構頑張っていたと思います。

 

そして現在。引き続きノルマというものを背負いその完遂に向け走り抜ける中、ふと自分の中にある想いが芽生えます。(というより、入社直後から実はなんとなく考えていたことだとも思います。)

 

「うちの会社で出世するためにトップセールスを目指すことが、正しい道なのか。」

 

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学生時代、僕は体育会でスポーツに打ち込んでいました。当時も結果が出たり出なかったりしながら、今振り返ると充実した学生生活だったと思います。

じゃあなぜ頑張っていたのか。なぜ充実していたと言い切れるのか。

それは

「体育会で努力するという道を走っている自分に満足していたから」。

そして、なぜ満足できていたかというと、

「自分が努力して結果を出すことで、周囲の人が喜んでくれるから」。

 

つまり、「勝つことは正しいこと」と、自分の腹に落とし込めていたからです。

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証券会社で「勝つ」ことを目指すことで、周囲の人を喜ばせることができるのか。

(証券会社で勝つ=販売手数料を多く稼ぐということ。いかにお客さんの資産を動かすことが出来るか、それが現状のビジネスモデルです。)

 

正直、「表彰された!」とか、「あいつよりもできた!」ということよりも、「いつもうちの業界の情報をレポートとともに教えてくれてありがとう。社内で共有していてすごく役に立っているよ。」と会社経営者に言われたり、「Sくんとの話で今まで知らなかったことを知ることができた。Sくんが担当になってくれて良かったわ。」

と言われることのほうが素直に嬉しいし、より満足します。

これを上司に言ったら多分、「お前は甘い!そもそも営利企業なんだから、利益がでないと潰れるだろ!」と言われると思います。

 

けれど今分かっている、社会人になった僕の成功基準は、

「自分の努力した成果が他者の役に立って喜んでもらえること」

と、いうことです。

 

 

人生の成功基準というものは、その人のこれまでの環境や性格、価値観からそれぞれ違うと思うけれど、答えを出せずに働いている人がまだまだ多いんじゃないか。

これから僕らが提供するサービスや情報が、少しでもその人の成功基準を見つけるきっかけになれば良い。キャリア支援(最終的には転職に限らない)を通じてその人の役に立てれば良い。

 

そんな思いを胸に、これからもブログを書いていきます。