元&現証券マンが記す転職記

元&現証券マンが示す今後のキャリアのカタチ

転職体験談②

こんにちは。@signpostsandrです!

 

今回は同じ金融業界内で転職をした方の体験談について、匿名でご紹介したいと思います。

 

 

国内大手証券会社→国内大手信託銀行(27歳・男性)

 

 

■証券リテールの手数料ビジネスモデルは限界!?

 自身が営業して感じたことは、現行の証券リテールのビジネスモデルに限界を感じ、業界の未来をイメージできなかったということ。資産を回転(A商品からB商品へ)して手数料を得ることを第一義に取り組むよりも、もっと「お客様の困った!」を解決できるコンサルティング提案にシフトしていかないと、業界は発展していかないと思い転職を決断しました。

 

 

■証券営業で得た知識、経験、自信を糧に次のステージへ!

 転職先として選んだ企業は、同じ金融業界の国内大手信託銀行。①2回目の転職は出来るだけしたくなかったので安定した大企業、②証券で身につけた知識を生かすことができ、新たな仕事に挑戦するという意味で不安は少ない、③面談時、自身のキャリアをより評価して頂いた、ことが主な理由。

 仕事内容は、主に個人向けに相続対策に関連する遺言書作成のアドバイスや、不動産購入における融資事業、運用のご相談など様々。お客様の大切なご資産に対し、管理→運用→継承と点ではなく線で寄り添える。そのように潜在的に、確実にニーズのある仕事に携わることができ、自身の仕事の意義を強く感じることが出来ます。

 

 

■自分を一番モチベート出来るのは ”働きやすさ” 

 金融業界の営業は、ノルマが常に課せられる。証券会社時代は個人プレーで、自分でなんとかせねば!という感覚がとても強く、時にはそれがプレッシャーとなり自身の能力を発揮できなかったことも。一方で、今の仕事は達成すべき数字を組織全体で追い、その組織内には面倒見の良い方が多く相談もしやすい。適切なアドバイスも頂ける。そのような環境下では、「自分も信頼してもらえている」と責任感が強く芽生え、モチベーションが高まる。チームのパフォーマンスを最大限発揮させるうえでは、”働きやすさ” が何よりも重要だと僕は感じています。

 

 

■証券会社の経験があってこそ、今の自分がある

 一番は、何と言ってもお客様とのリレーションの深め方。会ってもらえるよう努力することから始まり、自分という人間を知ってもらい、相手のニーズを的確に掴んで提案、その過程で信頼関係を築いていく。これらの経験は、「お客様と適切な距離を保つ」うえで大変役に立っていると感じています。

 

 

■自身の成功基準

 仕事で成果を出していくために重要なことは ”働きやすさ” だと改めて実感。それを主体的に、会社という組織で実現していくためには、自身の出世も不可欠であり、他の人をマネジメントできる能力を高めたい。

「自身の知識や経験を周囲に還元したことにより、成果が出せたと実感した時。」

それが私の成功基準です。