元&現証券マンが記す転職記

元&現証券マンが示す今後のキャリアのカタチ

トップセールス

こんばんは、Sです!

 

本日は、私が証券国内リテールを経験していて感じる、いわゆる「トップセールス」の定義について書いてみようかなと。

 

「トップセールス」と聞いてみなさんはどんな人を思い浮かべるだろうか。

数字が出来る人?

月末になって苦しいときに、必ず大きな商いを決めてその支店のヒーローのような存在になる人?



話は変わって、「保有の商品が値下がり、見込みがないので他の商品に入れ替えてください。」という提案をしたときのこと。

「君は自分のお金じゃないから簡単にそんなことが言えるんだ!実際に投資している私にとっては、とても勇気がいることだよそれは!」と怒られるということは、証券マンであれば誰もが経験したことがあると思います。

 

確かに自分のお金じゃないからこその提案かもしれないが、証券マンの本質的な価値はその部分にあると思うのです。

自分が主役でない、あくまでわき役。自分は責任を負っていないアドバイザリーとして、お客様に「判断の機会」を提供する。お客様の発想にはなかった、「別の道を選ぶ機会」を提供する。



結果的にさらに悪い方向へ向かい、信頼を失う可能性もある。ただ真のトップセールスとは、自分が責任がないからこそ生み出せる付加価値を認識している人だと思うのです。



なのでもし、今後証券マンから自身で新規事業をガンガン立ち上げるようなベンチャー等に転職した場合。

仕事を前に進めるうえで必要な判断や勇気が、わき役か主役かで違うギャップに最初は戸惑うかもしれない。

 

皆さんも、現在身を置く業界で「仕事が出来る人」の定義を一度考えることも、キャリアを変えるうえでのリスクとリターンがより明確になるかもしれないですね!