元&現証券マンが記す転職記

元&現証券マンが示す今後のキャリアのカタチ

証券マンになって得られたスキル

こんにちは、Sです!

 

気づいたら、久しぶりの記事になってしまったのですが・・・

今回は、約3年証券リテールの仕事をして得られたスキルについて、振り返ってみようかなと思います!



①一般的な経済知識

 これは間違いなく、他の業界で働いた場合よりも深く身についただろうなと。

「米国の金利が上がれば債券価格は下がり、為替は円安になる。」

こんな文章が例えば日経新聞に載ってた場合、学生時代の私はなんで???となっていました。

ちなみに、金利が上昇(下落)すれば債券価格は下落(上昇)することを知ってる人は、世の中の20~25%ほどしかいないと何かの本で読んだような気がします。

 世の中のマネーの流れを認識するうえで必要不可欠な知識は習得でき、何より将来自身のお金を管理するうえで非常に大切なスキルだろうなと思います。



②基礎的なBSの見方

 証券マンになってまず始めにやる仕事は、未上場法人やそのオーナーを中心とした新規開拓。運用ができる余力がありそうか、継続的に接触するべき対象先かを見極めるため、その企業の財務諸表を見て分析することから始まります。どこに何が書いてあるか、株主資本とは何か、のれんとは何か・・・といった基本的な知識は身につけられたかなと。

東芝が数千億円規模の減損を計上したのは、、のれん代が当初の見立てより大幅に膨らんだことが原因だったと認識できていれば、基礎的な知識はあるのかなと思います。



③対顧客折衝能力

 よく言われることですが、これもある程度身についたかなと。お客様の背景や趣向を知り、話すことより話を聞くことが超重要。売り込みではなく、お客様の困った!を解決するためのコンサルティングを軸に、提供する商品を考える。社会人共通の必要不可欠なスキルではないでしょうか。



④目標に対する強烈なコミット意識

 これは証券特有の文化です、多分。笑 

自分の仕事に対し強くこだわりを持つ(持たせられる?)環境の中に常に身を置けることは、人によっては良いことかもしれません。どんな組織でも結果の責任はトップが負いますが、プロセスの責任はメンバーが負わなければならない。つまり「今120%の力で取り組めていますか?」「絶対にできますか?」を考えることはプロとして当然で、意識しなくてもそういう考え方ができるようになれば、その人の強みにはなるのかなと。



改めて振り返ると、金融の営業出身者は得られたことはすべて土台の部分で、キャリアを変えもっと技術的なスキルを積み上げようとするならば、早ければ早いほど良いような気もしますね。



是非参考に!